管理薬剤師の独り言ブログ
サービス担当者会議に参加しました。
先日,サービス担当者会議に参加してきました。
サービス担当者会議を簡単に説明すると,
『介護利用者さん,患者さんのご自宅に伺って,ケアマネージャさんを中心として,
医師,歯科医師,看護師,薬剤師,介護士,ヘルパーさんなど,その方と関わる専門家が集まって,
より良い生活が送れるよう,意見を出し合う』
みたいな感じの会議です。
(厚生労働省のサイトより)
薬剤師の仕事でわかりやすい部分は,お薬カレンダーに,1~2週間分の薬をセットすることでしょうか。
お薬のセットだけでなく,薬の説明や,薬をしっかりと飲めているかのチェック,副作用のモニタリングなど薬全般の管理をします。
問題があれば,医師を初め,皆さんに情報を共有して,どうしたら良いか,どのようなことに注意したら良いか,進言します。
高齢化社会において,利用者さん,患者さんのご自宅での生活を支えることは,とても大切なことです。
薬局と言えば,『処方箋を持っていくところ』と思われがちですが,このように薬局に来ることができない方にも,関わることができます。
皆さんも,ご自身は勿論ですが,ご家族で薬の管理に困っていることがあれば,一度薬局に相談するのも良いかもしれません。
当薬局でも,ご本人やご家族と相談して,介護サービス導入までお手伝いした,という経験があります。
医療と介護の架け橋
になれるのも,薬局ならではの仕事です。
ニキビについて
皆さんこんにちは。
今日は,ニキビについてです。
maruho
ニキビを一緒に治そうProject
小学生~大人まで,ニキビで悩んでいらっしゃる方は,少なくないかと思います。
つい数年前までは,良い薬があまりありませんでした。
しかし今では,様々な薬が開発され,ニキビ治療が格段に進歩しました。
病院で治療を受ければ,跡が残りづらく完治することも,夢でなくなりました。
足立区ではR5年4月から,高校生も子ども医療費助成の対象になっています
足立区
一番ニキビの悩みが多いはずであろう高校生ですが,今まではなかなか受診するきっかけがなかったと思います。
高校生の世代の医療費助成制度が,良い切っ掛けになると思います。
市販薬で治りが良くない方や,どこに相談したら良いかわからない方,是非一度,皮膚科さんで相談してみては如何でしょうか?
2023年5月現在の,東京都での感染症状況について
皆さんこんにちは。
入江薬局花畑店です。
最近,感染症の方が多いので,東京都の流行を調べてみました。
東京都感染症週報(18週)
咽頭結膜炎,溶連菌,流行性角結膜炎が,少し流行っているようです。
インフルエンザ,ヘルパンギーナも,少し発生してます。
RSウイルスは,東京都は今のところ少ないですが,全国的には流行し始めていて,2021年の大流行のときと増え方が似ています。
(国立感染症研究所 2023年第16週全国の感染症)
RSウイルスは地域性があると言われているので,これから東京都で流行する可能性もあります。
やれることと言えば,やはり手洗い,嗽,マスクです。
また,家庭内で発生してしまった場合,タオルを共有しないことも良いでしょう。
消毒用アルコールを切らさない,なども大切かと思います。
コロナ感染症で大騒ぎになっていて忘れがちでしたが,他の感染症も十分に怖いものです。
今一度,家庭内での感染症対策を見直す良い機会なのではないでしょうか。
2023年1月~の花粉症
2023年の花粉の情報が,発表されています。
症状が出るとわかっている方は,1月下旬から薬を開始する方が良いとされています。
火事に例えると,
・ボヤの状態ならば,火は消しやすい
・大火事になってしまうと,ちょっとやそっとでは消せない
花粉症の症状も同じです。
花粉が飛び始める前に,体内にアレルギー止めを体内に入れておくと良いとされています。
花粉が飛んできても体がビックリしない状態にしておくことが,花粉症の症状を軽く抑えるコツです。
受診するのは面倒に感じるかもしれませんが,少しでも楽に生活するためにも,花粉症の方は,早めの受診をお勧めします。
小児薬物療法認定薬剤師
皆さんこんにちは。
今回は,小児薬物療法認定薬剤師という資格について触れたいと思います。
薬学部を卒業して,国家試験を受けて合格すると,はれて薬剤師となれます。
しかし,薬剤師免許を得ても,勉強を続けないと,使わない知識は忘れていきます。
また,ただボンヤリ勉強を続けても,ただ知識が漠然と増えるだけで,使える知識にはなりません。
そこで,医師のように専門に特化して,自己研鑽するという道があります。
様々な学会が,認定薬剤師や専門薬剤師を用意しています。
そんな資格の一つに,小児薬物療法認定薬剤師,という物があります。
筆者は,小児薬物療法認定薬剤師をもっています。
どんな資格かと言いますと・・・
【一般目標】
・小児をとりまく医療、保健の実態及び日常的によくみる小児で生じる疾患についての知識を習得する。
・今日の小児をとりまく環境を背景とした小児薬物療法における諸課題について学ぶ。すなわち、小児としての特性(発育という成長、発達の視点)、小児疾患の特性、社会のなかの小児の問題などについて具体的な事例を通じて学習する。
・種々の疾患、薬物療法の具体的な実践を通じて、基本的事項を学習する。
・小児をとりまく社会・制度に対する理解を深め、関心をより高め、社会において小児薬物療法を実践する。
↓↓↓下記リンクに,更に詳しい内容が記載されています↓↓↓
この資格を得るためには,
1年間e-learningで勉強を続ける
↓
1日だけですが,病院で研修を受ける
↓
1年に1回の試験に合格する
という流れになります。
この資格を通して,薬学部では学ぶことのなかった小児科領域,周産期(妊娠前~出産後)を学べました。
とても勉強になりました。
せっかく得た資格を,患者さんのために使いたい,と思えるようになりました。
もしご近所にお住まいの方で,小さなお子さんがいらっしゃいましたら,是非うちの薬局をご利用下さい。
他の薬局よりも手厚いフォローができるよう,頑張ります!
(最後は自薬局の宣伝になってしまい,申し訳ございませんm(__)m)